中小企業の資金調達について
2025年08月28日
中小企業の資金調達のポイントは
➀調達資金の性格 ②資金調達の方法 ③財務諸表の3つ
1.調達資金の性格
➀運転資金等(短期資金)
事業の通常の運転資金のほか、一時的な運転資金(季節的な仕入れ増や売り上げ減に伴うものなど)も考慮必要。
②設備資金等(長期資金)
機械、設備、建物などを購入する場合。
2.資金調達の方法
➀借入金
公的機関(日本政策金融公庫など)および銀行など(中小企業は信用保証協会による保証制度の利用<マル保融資>が多い)からの資金調達です。証書貸付(通常のローン)、手形貸付(手形を担保に入れて借りる金銭消費貸借契約)、当座貸越(預金残高を越えて引き出す場合に定期預金等を担保として自動的にお金を借りられる)、インパクトローン(米ドル等の外貨によって資金を調達)などの手段があります。
②株式発行
・第三者割当増資:株券を新たに発行して、出資を引き受けてくれる相手先に割り当てて資金を受け取ります。「第三者」とは、その企業と企業の株主以外の者を指しており、以前から縁のある人や企業などが多い。返済を要しない資金調達です。
・公募増資:不特定多数の投資家を対象として、株式を発行して資金を調達する方法。
3.財務諸表
会社の経営成績や財政状況をまとめ、株主や債権者に知らせたり、会社内の経営管理をするために作成します。上場企業には作成義務あり。
➀貸借対照表
一定時点における企業の財務状態を示す表で、バランスシートともいう。会社の資産を左側、会社の負債と資本を右側に表示して「会社が事業資金をどうやって集めて、どのようにほゆうしているか」を表しています。
②損益計算書
一定期間における企業の収益と費用の状態を示す表のことで、「期間ごとの経営成績(もうけ具合)」を表します。
③キャッシュフロー計算書
お金の流れで会社の実体を表す財務諸表です。「営業活動によるキャッシュフロー」「投資活動によるキャッシュフロー」「財務活動によるキャッシュフロー」の3つに分かれます。金融機関からの借り入れは「財務活動によるキャッシュフロー」に反映される。
④資金運用表
連続する2期分の貸借対照表を比べて、その1年間の資金調達、運用の結果を把握する表。その間にいくら資金を調達し、どのようなことに、いくら支出したかが示される。資金運用状況を分析するのに適しています。
⑤資金繰り表
日、月、年次など一定期間内で、収入と支出を一覧にして収支過不足を明らかにした表。資金の使途と調達のバランスを図るために使います。
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